それから何日も何日も入院生活は続いていました。3・4日経ち、父はお腹の張りが我慢できないほどになり、医師に相談しました。 腹水がたまり、小腸が動くことができず、ガスが溜まりパンパンに張っていました。 医師からは腹水を抜く処置をすれば、少しは楽になるかもしれないとのお話をいただきました。 ただ、それには怖いことがあり 1、ショック死(腹水を大量に抜くことで有りうること) 2、感染(細菌に感染し、命を縮めること) 3、失敗(針が動いている小腸にあててしまうミス) この3つが言われました。 このとき、父の肝機能自体が弱まっていて、この処置がうまくいき、肝機能が少しでも改善していくのならば、半年もつか・・と。 このまま何もしなければ数週間・・と。 そこまでは言わないものの、この処置の怖さを医師は父に丁寧に伝えました。 父は少しでもお腹の張りを和らげたかったのか、ショックなんてありえない、先生にはお世話になりっぱなし、お任せします、、と自分で言いました。 そして、次の朝、その処置は施されました。 成功でした。 ジャンル別一覧
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